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made in Japan で M2F

心と身体の私的記録です。

手術して10年、かぁ…

歌を歌うのが好きです。
一時期、歌手になる夢を持ってたくらい。
手術するということは、それをあきらめることとイコールだと思ってたから、
声帯をいじることにはすごい葛藤がありました。

で、現在の結論。思い通りに声を出せないけど、歌えるからいいや(笑)。

1年位、自分の思った音程を出せなかった。
そりゃ、そうだよね。のどのしぼり方をまた最初からやり直すことになるんだから。
そして、また、中年を越えて壮年の域に達するというこの時期、
のどの老化が目立ってきた。
いわゆる声にハリがない。力んで発声しないとカスれる。
まぁ、これは手術とは全く関係ないこと。
やっぱりやるなら若いうち、ということだ。

声の高さの実感って、あまりなかったりする。
なんだろ、喉仏の切除で、手術前は高い声を出そうとすると骨が干渉してもう出せない音だったのが、出せるようになったのがうれしかった。
(♪ブロッカー軍団マシーんブラスター…の「ん」の音が余裕で出る!)
代わりに低い音が出ないので、オリジナルの音程で歌えなくなった曲もある。
(♪ワイはガブラや 怪力や…)
ん~、アニメソングじゃ例が悪いかな?
村下考蔵の歌で感情を乗せて高い音が出せるようになった。ダミ声で浪曲子守唄が歌えなくなった。
と言えばわかりやすいか?

とりあえず、女装したときは意識して高めの声を出しているせいもあって、「ん?」という顔はされません。
普通に低い声の女性もいますから、ヘンな声でなければヨシ。
世の中にはアニメ声を出そうとがんばっている男性もいらっしゃいますし、
どういうレベルで自己満足するか、結局はそこに行き着くのでしょう。

私の目標は女声ではなく、少年声でした。
もう、一色先生の診察受ける段階から、そのレベルで自分は納得するんだ、と思ってました。
高望みしたって、できないものはできないんだから、できないときがっかりするくらいなら、
目標を低くして、手術した結果に満足を覚えるほうがいいという、自分にとっては論理的な考えからです。
自分の声を自分で冷静に判断できないけど、たぶん目標は達成したと思います。

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手術のこと

手術自体は麻酔が効いてて、あまり覚えていません。
一応、術中の確認のために完全に眠ってはいません。
喉を切るときは痛くありませんでしたが、軟骨を削るときはちょっと痛みがありました。
骨自体に神経はないはずなのに。
途中で声の確認をするために、意識を維持させている分、麻酔の効きが悪いんでしょうね。

手術が終わって抜糸までの数日間の入院。
山田まりあ似の看護士さんがかわいくて(笑)。

病院の中ではそれほど苦しんだ思い出はないのですが。
家に帰ってから、筋肉(?)が慣れるまで毎晩床でもだえてました。
無理矢理、声帯をひっぱり上げて固定しているわけですから、仕方ないです。

声を出さないようにと言われていた期間、私生活は問題はないのですが、
会社でベル3回までに出るルールを守ってると、誰も私より前に電話を取っていただけなくて、
非常につらかったです。

会社での反応は…、別に変わったところはありませんでした。
声については「女の声のよう」と評してくれた人が1名いただけで、
ほかには誰もコメントしてくれませんでした。

ま、何か言ってくれるほど仲の良い人を作っていなかったこともあるんですけどね。

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京都へ行こう!

外性器、乳房、脱毛、喉仏…、気になる身体の部分はたくさんある。
しかし、一度にすべて改造する余裕はない。
で、あれば、どういう順番にするか…?

脱毛はいつでもできる。
喉仏が目立たない男はいるが、目立つ女はいない(と思う)。
乳房が発達する男はいるが、発達しない女もいる。
基本的に外性器が男女で異なる。

ということを考えると、
段階的に男から女へ移行するのは、脱毛をオプションとして
喉仏→外性器→豊胸(やってもやらなくてもいい)
の順番にするのが自然ではないか?そう考えた。
だから、まず喉仏なのだ。

そして、一色先生にのど仏の軟骨切除の手術を相談すると、
実は声帯を延ばすなどして声も高く変更できるとのこと。
二度にわたって喉をかっさばくより、一度で済ませた方がいいと考え、
両方の手術を同時にすることにした。

のど仏の出っ張ってる部分を削って、その骨自体をちょっと上にずらして固定。
それにより、声帯が引っ張られ、声が高くなる。
(弦がゆるんでいるのと緊張しているのとでは後者の方が音が高い)
加えてケナコルトという薬で声帯の細胞を溶かして(?)薄くする。
(太い弦と細い弦では後者が音が高い)
この効果は個人差もあるし、下手にやりすぎると声帯に隙間ができて、高くなるどころか発声できなくなる可能性もあるので、経験豊富な腕のいい医師でないと処置は難しい。その点では一色先生は日本で一番適していると言える。

そして、それをやっていただいた。

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埼玉医大へ

過去に一度だけ埼玉医大でカウンセリングを受けたことがあります。
原科先生に診てもらいました。
午前中に受付済ませて、ずーっと午後過ぎまで待って、ようやく診療室に入って挨拶したら、
「もっと早い時間に来なさいよ!」と怒った口調で言われて…。
もうこの人とは合わない、と本気で思いました。

だって、自分的には結構早く動いたつもりだったけど、思ったより駅から病院が遠かったんだもん。
しょうがないじゃない。
じっと4時間も待ったのに、あまりに冷たい言葉をあびせられて、本当に悲しかった。

用件はもちろんSRSのことではありません。
既に勝手にHRTを始めてガイドラインから外れている以上、まともな相手はしてくれないことはわかってますから。
のど仏の除去手術の相談です。
これならガイドラインと全然関係ありませんから。
そして紹介状をもらって、京都の病院へ行くことになりました。
一色形成外科。
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/isshiki/
これから手術について書いていきますが、本当にいいお医者様をご紹介いただきました。

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